2013年12月23日月曜日

気密性と窓


最近では気密性の高い家が主流になっています。
家の中の空気を外に漏らさないほうがいわゆる「省エネ」だからですね。
でも、気密性が必要なのは1年のうち夏と冬だけです。
夏涼しい軽井沢や八ヶ岳では、夏も気密性はいらないでしょう。
つまり、気密性は一番気候の厳しい時期に合わせて考えられているということです。
それ以外の季節は窓から外気を取り入れながら暮らすのが理にかなっています。
気密性の高い家ほど、外気を取り入れる窓の役割が重要ということですね。


2013年12月6日金曜日

自然の中で暮らす家

自然の中に意味の無いものはないということを聞いた事があります。
木も、落葉も、モグラも、毛虫も、全て意味があるからから存在しているのですね。

自然の中で暮らす家を設計するとき、そこに建つ意味のある家を設計したいと思っています。
建物の配置、大きさ、屋根の素材、窓の取り方、動線、内部空間、断熱、気密性能、構造・・・。
全てがその家のために意味があるはずです。






どこに家を建てる?



富士山の見える場所で敷地調査をしてきました。

どこに家を建てるか?
最初に考える重要なことですね。
そんなことを考えていたら、子供の頃の遠足のことを思い出しました。

私の遠足の思い出は栃木県日光の山歩きです。
そして、遠足で思い出すのはお弁当の時間。
皆それぞれ好きなところにシートを敷いて食事の場所決めます。
大きな木の横に座る子もいれば、大きな石に上っている子もいます。
先生のそばにくっついていく子もいれば、一人で遠くをながめながら食べている子もいます。
自分がお弁当を食べるのに、どこが一番心地よいかということを子供は直感で感じているのですね。

大人になった今もその直感が一番頼りになるのではないでしょうか。