2015年4月29日水曜日

地味な地面のはなし

家を建てることばかり気を取られて、

上ばかり見てはいけないと思います。

地面との良い関係がデザインされた家は、

立ち姿がきれいです。

室内から見る広葉樹の森

本日お引渡しした小さな別荘の中から撮影した1枚



2015年4月28日火曜日

ひかえめで、やさしい。

遠くから眺めたときにひかえめなこと。

そばに寄ったときにやさしいこと。

そんな家にしたいですね。




「虫の目線」

八ヶ岳アトリエの春





2015年4月23日木曜日

家具との出会い

人に人柄があるように、

家具にも家具柄があると思います。

家具柄の良い家具と出会えるとうれしくなりますね。

三人掛けソファー

背もたれの低いシルエットは親しみやすさがある。
テーパーのついた木の脚は控えめな気品を感じさせる。

2015年4月20日月曜日

図面とレシピの関係

「図面」は、料理に例えれば「レシピ」のようなものです。

すばらしい「レシピ」も食べる事はできませんね。

どんなに素敵な「図面」にも暮らす事はできません。

目的は、おいしい料理をつくること、素敵な暮らしをつくること。



窓際の瑞々しい緑色は
季節の移ろいを感じさせる工夫。

八ヶ岳ミズナラアトリエ

2015年4月17日金曜日

対比という手法

天井の低いエントランスと、吹抜けのリビング。

薄暗い寝室と、明るいダイニングキッチン。

固いコンクリートの壁と、そこに植えられたしなやかな木。


低さがなければ、高さの開放感を味わえない。

暗さがなければ、明るい清々しさを感じることはできない。

固さがなければ、そのしなやかさに気づかない。


対比は私たちに気づきを与えてくれます。

コレ、何だか分かりますか?
近すぎると分からなくなる事もありますね。
一歩引いて見ることも大切。

実は「編目模様の傘立て」


2015年4月15日水曜日

たたみ二畳でできること

たたみ二畳。

面積は約1.6平方メートル。

この中で何ができるか?

制限されたほうが以外と豊かな気持ちになれるのは不思議です。

スケッチブックより
「九つのバリエーション」

2015年4月14日火曜日

機能と美しさ

機能と美しさ。

この二つをデザインすることが私たちの仕事です。

どちらかに偏りそうになったら引き戻す。

矛盾が生じたら新たな手法を試みる。

あきらめずにこの二つを追い求めていく。

そういう積み重ねで家ができあがっていきます。

デザインするための道具
目と手の呼応によってデザインが進んでいく。



2015年4月10日金曜日

カラマツの森に住む。

初めてこの敷地に立ったとき、
目前に美しいカラマツの森が広がっていました。
春、夏、秋、冬、朝、昼、夕・・・
ずっと見ていたいと思いました。


原村 この春完成した別荘
高さ約3.5mの窓からカラマツの森を見る。

2015年4月8日水曜日

未来を想い、家を建てる。

家を建てるとき、
誰もが未来を想うでしょう。

想いは実現すると言います。

みんなで幸せな未来を想い描けば、
きっとそうなる!

本文より

“貧乏とは少ししか持っていないことではなく、
無限に欲があり、
いくらあっても満足しないことです。”

「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」
くさばよしみ 編/中川学 絵
汐文社

2015年4月6日月曜日

自然の中に建てる。

私たちは自然の中に家を建てます。
目を閉じて、草木のささやきに耳をかたむけ、
謙虚な気持ちでとりかかります。



澄みきった青空のもと、
八ヶ岳でとり行われた地鎮祭。



2015年4月4日土曜日

軽い椅子とペンダント照明

白い天井もグレーの床も多くを語りません。

でも、軽い椅子とペンダント照明が語りかけてくれます。

「心を軽くして、スマイル!」


私たちが手がけた福島県相馬の凪茶寮文字島。
毎日予約でいっぱいのレストラン。